甘々上司は今日もうさぎちゃんに夢中

みんなの前で甘えるなんて、恥ずかしくてできないけど、二人っきりのときは、私だって甘えたい。上手ではないけれど...


「せ...誠司さん...」


大好きと言って貰えたからには、私も好きを伝えたい。
口に出すとなると、恥ずかしくてさらに顔に熱が集まる。
誠司さんはそんな私の言葉を、ゆっくり待ってくれて居た。


「わ、私も......好きです...」


言ってしまった...。
恥ずかしくて顔が挙げられない。

私の声を聞いたはずの誠司さんは何故か固まっていた。

もしかして、聞こえなかった...?
でも、この距離だし聞こえているはず...
どのくらいの時間がたったのだろう...

たった3分くらいの時間がすごく長く感じた。


「...っ!...どうしようっ!うさぎちゃんが可愛すぎる!!うさぎちゃん、キスしていい?」


動き出したと思ったら、誠司さんはさっきよりもテンションが上がっていた。

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