甘々上司は今日もうさぎちゃんに夢中
セカンドキスは甘々ミルクティー
休日の今日、私は誠司さんの家にお邪魔していた。
モノトーンで落ち着いた雰囲気の部屋に、私はドキドキしている。
「うさぎちゃん、その辺に座ってて~」
綺麗に整理された部屋で、その辺と言われても何処にしたらいいのか分からない。
とりあえず、ふかふかで気持ちよさそうなリクライニングソファーに座ってみる。
「わぁ~」
思ってたよりも気持ちよくて、ここで寝たらどんなにいいだろうと思ってしまう。
「お待たせ。はい、うさぎちゃん!」
そう言って渡されたのは、マグカップに入ったミルクティー。
「好きだったでしょ?」
嬉しそうに、そう言う誠司さん。
私がミルクティー好きだということを、覚えていてくれたことが嬉しかった。
誠司さんも、マグカップを持って私の隣に座る。
もちろん誠司さんのマグカップにはブラックコーヒーが入っている。
苦そうだな...なんて思いながら、ひと口飲んでみる。
「おいしい...」
コンビニとかで買うのより、全然美味しかった。
「そう?なら良かった。」
そう言って、誠司さんもひと口飲む。