俺様紳士と甘えた彼とのハッピーエンドの選び方



 「彩華先生の気持ちが落ち着くまで待ちたいと思います。ですけど、こうやって腕の中に愛しい人がいると我慢出来なくなりそうですね。早く自分の物にしたくなってしまう」
 「…………葵羽さん!?」
 「あぁ……ごめんなさい。好きになると気持ちを押さえられのですね………。早く自分だけを見て欲しいと思ってしまう」


 葵羽の手が彩華の頬に触れられる。
 ひんやりとした手が、火照った体には丁度よく気持ちいいと感じられた。

 そして、彼の親指が唇に触れられて、思わず体をビクッとさせてしまう。


 「………彩華先生が好きです。私を選んで欲しいです」


 彩華が見つめる葵羽の瞳はほんのり潤んでいた。そんな彼はにっこりと微笑んだ後にもう一度彩華を抱き締めた。


 彩華は彼の体温を感じながら、心では1つの感情が沸き上がってきたのだった。












 ☆ここから先は分岐点になります。
  あなたは葵羽を選びますか?
  それとも祈夜を選びますか?

 葵羽の方は「葵羽ルート1話」へ
 祈夜の方は「祈夜ルート1話」へ 

…………始めは葵羽ルートから更新します。祈夜ルート希望の方はしばらくお待ちいただくか、葵羽ルートからお楽しみください!



< 47 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop