絶対的Beast
「今日……」

ービクンっ。

耳元で囁かれる低い声に、心臓が飛び出しそうな勢い……。

顔だけじゃなく、全身が熱を帯びて熱くなってきた。

「放課後、生徒会室に来い」

・・・大和先輩の甘い囁きに乗って、生徒会室に行ったが最後──────────

ーバサッ。

ん?

目の前に差し出されたのは一つの冊子。

これは……。

「訂正した資料。人数分刷って全クラスに配ってこい」

* * *

くそぉ……。
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