氷点下できみを焦がしたい



「とにかくおめでとうございます!ではミス・ミスターの人たちはここにいてもらって、次は企画部門の優勝を発表します!」



次の企画へと進んだ後夜祭。
司会の少し後ろに立つ永遠くんと、目が合った。気がした。



『ばか』って、小さく動いた永遠くんの口。


私を見て、呆れたみたいに笑った顔。

……私が書いたって、気付いたのかもしれない。そして多分、引いてる。


それでも私だって気付いてくれたことが。

バカにはしてるけど、嫌がってはいなってわかる笑顔が。

なんだかすごく、嬉しかった。



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