身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
本社ビルのエントランスに入ると、暖房の温かさにホッとする。
たくさんの人が出勤する時間で、エレベータも混みあっていた。
「そういえば、来週から私新しく副社長の担当になるの」
「そうなの?よかったじゃない」
今まで専務の担当だった明日香の言葉に、私は明日香を見た。
「そう、知ってのとおり正式に専務が着任になるでしょ?一緒に秘書も連れてくるらしくって。それに伴う異動ってやつ」
「へえ、いろいろ秘書室も大変だね」
雲の上のような話で、もちろん一介の社員の私には、会う機会もない人と毎日仕事をする明日香は本当にすごいと思う。
「まあ、前の専務本当に最悪だったから、嬉しいんだけど」
たくさんの人が出勤する時間で、エレベータも混みあっていた。
「そういえば、来週から私新しく副社長の担当になるの」
「そうなの?よかったじゃない」
今まで専務の担当だった明日香の言葉に、私は明日香を見た。
「そう、知ってのとおり正式に専務が着任になるでしょ?一緒に秘書も連れてくるらしくって。それに伴う異動ってやつ」
「へえ、いろいろ秘書室も大変だね」
雲の上のような話で、もちろん一介の社員の私には、会う機会もない人と毎日仕事をする明日香は本当にすごいと思う。
「まあ、前の専務本当に最悪だったから、嬉しいんだけど」