身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
叫ぶと私は部屋の鍵を閉めてバスルームへと駆け込んだ。

中には下着まで入っており、サイズがあるからだろう、ブラはキャミソールタイプの物だったが、一見して高級そうなものだった。

ショーツもシルクだろうか?とても肌触りがよくレースがあしらってある。
もちろんこんな華やかな下着は身につけたこともない、みられたくもない。

そう思いながらも、下着を身に着け、カシミヤだろうか?とても肌触りのいいニットのワンピースを着る。

服は思ったより、シンプルでいつもの私が好きそうなテイストでホッとする。

カチッとしたものや、体のラインを強調するような服だったらもちろん着る自身などない。
着替えてリビングに行くと、ゆったりとソファーに座りパソコンを操る大村さんの姿が目に入る。
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