スーパーモテ子とメガネザル
「冗談、言わないでよ…」
「冗談じゃないけど?」
「あんたみたいなサルに彼女なんて…」
「仕方ないじゃん…告白されたんだもん」
とメガネザルが私の横に座りながら
自慢するような口調で言った
嘘だ嘘だ…
嘘だ…
告白?メガネザルが?
冗談に決まってる…
「変な嘘つかないでよ…」
「だから嘘じゃないって…」
まだ漂っている
女物の香水の匂い
その匂いが…
メガネザルに彼女がいることを
証明してる…
そんな…バカな…