スーパーモテ子とメガネザル



ゆっくりと…


銀ブチフレームの眼鏡をはずした




久しぶりに見る…


メガネザルの素顔…



誰?


と聞きたくなるくらいの

シャープな目が私をギロリと睨む




「これで、メガネザルって言えなくなるな?」



とよりニヤリと不気味な笑みを浮かべて

私に言う



そこにいたのは


私の知っている



男のくせに弱虫でか弱い


メガネザルではなく



男の子の顔…力のある



隼人だった…












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