スーパーモテ子とメガネザル



「おいてくなメガネザル」


とよわよわしい声が聞こえる


この声って…?



ゆっくりと振り返ると




やっぱり…


白い肌

短い黒髪

似合わない茶色のマフラー

漂うイチゴの香り

短すぎるスカート

整いすぎる美人な顔




「秋っ…」




そこにいたのはほかの誰でもなく


大好きな秋だった











< 74 / 299 >

この作品をシェア

pagetop