見ツケテ…
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その後、あたしたちは一旦ひと気のない渡り廊下に移動してきていた。
自分がトイレで見た赤ん坊と、トイレの前に仕掛けられていた罠の説明をすると、一様に黙り込んでしまった。
重苦しい空気があたしたちを包み込んでいる。
「館下先生の住所、どうする?」
あたしは誰とはなしにそう聞いた。
「調べに行ってもいいけど、ここまで狙われてるのに動くのは危ないよな」
直弘が手の包帯をさすりながら答えた。
「そうだよね。部室って今は誰もいないんだよね? そんなところで館下先生と鉢合わせとかしたら、あたしたちどうなるかわからないよ」
美奈が泣きそうな顔で言った。
どうしても、思うように動けなくて歯がゆく感じられる。
自分がトイレで見た赤ん坊と、トイレの前に仕掛けられていた罠の説明をすると、一様に黙り込んでしまった。
重苦しい空気があたしたちを包み込んでいる。
「館下先生の住所、どうする?」
あたしは誰とはなしにそう聞いた。
「調べに行ってもいいけど、ここまで狙われてるのに動くのは危ないよな」
直弘が手の包帯をさすりながら答えた。
「そうだよね。部室って今は誰もいないんだよね? そんなところで館下先生と鉢合わせとかしたら、あたしたちどうなるかわからないよ」
美奈が泣きそうな顔で言った。
どうしても、思うように動けなくて歯がゆく感じられる。