見ツケテ…
警戒する
美奈と共に直弘を保健室まで連れて来ると、保険の先生がすぐに手当てをしてくれた。
幸いにも骨折はしていないようだけれど、念のため病院へ行くことを進められた。
「ちょっとあなたたち、本当に大丈夫なの?」
手当てが終った後、保険の先生が真剣な表情で聞いてきた。
「ちょっと階段から落ちただけだから平気ですよ」
直弘は明るい声で言う。
前回保険の先生に秘密にしてしまったからだろう。
「先生にはそうは思えないんだけど?」
手当ては終わったけれど、先生はあたしたちを解放する気はなさそうだ。
その時、保健室のドアが開いて知樹が入って来た。
額に汗を滲ませて息を切らしている。
「知樹!」
あたしはすぐに駆け寄って、知樹を見つめた。
『直弘を階段から突き落としたのは誰だったの?』
という質問が喉から出かかっている。
幸いにも骨折はしていないようだけれど、念のため病院へ行くことを進められた。
「ちょっとあなたたち、本当に大丈夫なの?」
手当てが終った後、保険の先生が真剣な表情で聞いてきた。
「ちょっと階段から落ちただけだから平気ですよ」
直弘は明るい声で言う。
前回保険の先生に秘密にしてしまったからだろう。
「先生にはそうは思えないんだけど?」
手当ては終わったけれど、先生はあたしたちを解放する気はなさそうだ。
その時、保健室のドアが開いて知樹が入って来た。
額に汗を滲ませて息を切らしている。
「知樹!」
あたしはすぐに駆け寄って、知樹を見つめた。
『直弘を階段から突き落としたのは誰だったの?』
という質問が喉から出かかっている。