見ツケテ…
「恵梨佳が疲れてなければだけど」
「あ、あたしは平気だよ!」
せっかく知樹と2人きりになれたんだから、もう少し一緒にいたいと思っていた。
「アジサイ寺って呼ばれている寺があるんだ」
「アジサイ寺?」
初めて聞いた名前だった。
「本当は別の名称があるんだけど、参道の両端にアジサイがズラッと植えられてるから、アジサイ寺」
「へぇ! 今の時期見ごろなんだね」
「うん。1度行ってみたいと思ってたんだ」
「知樹って花が好きなの?」
「嫌いじゃないよ。母親がプランターで育ててるから」
「そうなんだ」
サッカーばかりしている知樹しか知らなかったから、意外な一面を見ることができた。
「あ、あたしは平気だよ!」
せっかく知樹と2人きりになれたんだから、もう少し一緒にいたいと思っていた。
「アジサイ寺って呼ばれている寺があるんだ」
「アジサイ寺?」
初めて聞いた名前だった。
「本当は別の名称があるんだけど、参道の両端にアジサイがズラッと植えられてるから、アジサイ寺」
「へぇ! 今の時期見ごろなんだね」
「うん。1度行ってみたいと思ってたんだ」
「知樹って花が好きなの?」
「嫌いじゃないよ。母親がプランターで育ててるから」
「そうなんだ」
サッカーばかりしている知樹しか知らなかったから、意外な一面を見ることができた。