24時間カレと一緒!?〜SP編〜
「遙ちゃん‥。遙ちゃん‥。」
と夢の中でぼやけている人の顔を見ようとする遙。
「あ、あなたは‥」

とそこで目が覚める遙。

「昨日のこと全部夢か‥」

「夢じゃねえよ。月島遙さ・ん」

と突然、桜井の声を聞いて、ビクッと肩を震わせる遙。

「えっ‥あっ‥」

とその姿を見て思い出す遙。

《この飲み物やるよ。》

「ってことは現実なんだ‥。」

「あの時飲み物渡してくれたお兄さん‥?」

「ああ‥そうだ。それよりも、お前に聞きたいこともあるんだけど…今の状況じゃあ聞けないな‥」
「聞きたいことって‥?」

その返事を聞く前に

コンコン

ドアを叩く音が聞こえ、

「新一君?ちょっと開けてくれる?」

ドアの向こうからお母さんの声が聞こえ

「わかりました。優里さん。」

といいドアを開ける桜井。

「あっ‥お‥おかあ‥さん。おはよう、」

「遙おはよう。大丈夫?ケガとかない?ぐずっ。」

「うっうん。何が起きてるのかまだ‥わからないけど… 」

「大丈夫よ。後でちゃんと説明するから。さっ着替えたら‥一緒にご飯食べましょう。ごめん新一君。遙‥着替えるから‥」

「ああ‥はい。わかりました。通路にいますので何かあったら‥呼んでください。」
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