契約結婚の陰に隠された真実の愛〜言葉に出来ない気持ち〜
その夜、彼とは別の部屋で寝んだ。
夜中目が覚めて水が飲みたくなり、キッチンへ行った、彼も目が覚めてキッチンで一緒になった。

「寝られないのか」

「なんか目が覚めて、お水頂こうかなって思って・・・」

彼は冷蔵庫からミネラルウオーターを取ってくれた。

「ありがとうございます」

彼の手にあるミネラルウオーターを受け取ろうと手を伸ばすと、そのまま私は彼の方へ引き寄せられた。

「俺が亜実を抱きたい時抱くって契約追加な」(出来ればベッドを共にし、朝まで愛したい)

「えっ?」

彼は私を抱きしめた。

「社長?今日は後継者残す確率が低い日です」

「俺の名前は社長ではない」

「では、柊さんって呼んでいいですか」

「勝手にしろ、それから追加の契約は後継者残すことと関係ない」

彼は私を抱き上げ、ベッドルームへ移動し、唇を重ね、私を強く抱きしめた。

「あのう、柊さん、後継者残す以外に理由ありますか」

「そうだな、理由ねえな」(亜実を愛してるから抱きたいからだ)

彼はじっと私を見つめ、そして私を抱きしめた。

「柊さん、だから今日は確率低い」

「黙れ、俺の気分だ」(亜実、俺はお前を愛してる)

彼の唇が私の首筋に触れた、そして彼の手が胸の膨らみを覆う、身体がぴくっと反応し、「あっあ」と声が漏れた。

「俺に抱かれると感じるか」

彼は唇を強く押しつけ激しいキスをしてきた。
私は抵抗出来ずに、彼に抱かれた。

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