ラヴシークレットスクール ～消し去れない恋心の行方

それなのに
“高島!!!!”
入江先生はあたしを呼びとめ。

“話があるから、家まで送る。”
自分の車があるのにそんな風に声をかけられ。

蒼井に会いに来た彼なはずなのに
“俺は・・・キミを迎えに来ただけだから。”
あたしにとってあり得ないと思っていたことを言われた。


おまけに

「詳しいことは車の中で話す。車を玄関まで寄せるからここで待ってて。」

なんてこんな状況になったのかは
入江先生の車に乗らないと教えてもらえない状況に。


『ちょっと入江センセ?!』

あたしに有無を言わせないまま、入江先生は駐車場に向かい、そして、数分後、彼の車とともに再びあたしの前に現れた。


「じゃ、乗って。送るから。」

『でも・・・』

「先輩の命令・・・ってやつは聞いておいたほうがいいぞ。」


こんな時にまさかの　“先輩の命令”　発言

普段の入江先生なら
こんなことを言うキャラじゃないのに


どうしよう・・・・