ラヴシークレットスクール ~消し去れない恋心の行方
「今晩ですか・・・わかりました。このドレス、今日は予約入っていませんので、じゃあ、すぐにレンタルの手続きを・・・」
「やっぱり購入できませんか?今晩だけではなく、きっとまた使用するかもしれないので。」
バレーやってる以外でこんなに一生懸命な入江先生を見たの
初めてかもしれない
きっとまた使用するかもって
海外でも挙式させてくれるのかな?
ハワイ?グアム?それともヨーロッパ???
で、今日はどこで挙式するんだろう?
って聞きたいけど
入江先生は店員さんとのやり取りで忙しそうだし
とりあえずこのまま様子を見ていようかな・・・
「わかりました。オーナーである私の裁量で、このドレス、購入品にします。少々、値は張りますが大丈夫ですか?」
「・・・胸を張ってええと言いたいとこですが、なんせ、地方公務員なんで。」
苦笑いした入江先生をカワイイと思ったのも初めてで。
「ダンナさま、カワイイ~♪私があと10才若かったら、絶対に誘ってますわ。」
どうやらまたまた店員さんもあたしと同じ感覚だったようで・・
って誘ってもらっちゃ困りますって
あたしの大切なダーリンなんで!!!!!
「よし、もう半額でいいです。奥様もかわいらしい方ですしね・・・・」
いきなり半額off?!
普段、どんだけ利益上げてるのよ!
それに
奥様って
店員さんってば気が早いって
照れるじゃないですか~