ラヴシークレットスクール ~消し去れない恋心の行方
「えっ?」
『へっ?!』
店員さんとあたし
3度目の同じ感覚。
「奥様の・・・ではない?」
あたしの・・・ではない?
「ええ。見た感じは彼女と同じなんですが、彼女よりも背が低いんです。」
入江先生、結婚するの?
誰と?
今日、結婚するの?
あたしよりも5センチ背が低い女性と?
もしかして
蒼井・・・と・・・?
「では、こちらの方は妹さんとかですか?」
やっぱり遠慮のない店員さん。
さすがショップのオーナーってとこだろうか?
でもあたしは
入江先生の妹でもないんですよ
今、結構ヘコんでますからそうやって否定はしませんがね
「違います。同僚です。」
そんなあたしを知ってか知らずか
入江先生はあっさりと店員さんの質問にそう返答した。
「じゃあ、このドレスは・・・・」
「・・・親友の彼女へのプレゼントです。」
は?
親友の彼女へのプレゼントって
そんな気軽なプレゼントじゃないでしょ、コレ!