お助け部ッ☆



「姫ってごま塩のゴマ、黒ゴマ派?白ゴマ派?」




……ごま塩?




『ぷ、プリンじゃなくて?』

「おまっ…プリンにごま塩かけんの!?」

『かけるか!!』




なぁ〜んだ、ごま塩の話してたんだ。


ビビらせんじゃねぇよ、まったく。勝手にビビってただけだけど。




『黒ゴマ派〜』

「ほぉら見ろ!!」




えへんっ、と組員さんに威張る仁。



……しまったあ!!組員さんの肩持っときゃよかった!!

この正直者ォ!!




「わかりましたよ。黒にしときます」




そう言って組員さんは、家の中へ消えた。



一瞬あたしをチラ見して。



やべぇ。いつか殺られそう!!




「ってか姫、何玄関につっ立ってんの?早く入れよー」




ここお前ん家じゃねぇだろう。


遠慮が全く感じられない仁。


他のみんなもそうなのか?



『お邪魔します』


あたしは家の中に入った。



そしてまた、驚くべき光景を目の当たりにした。



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