お助け部ッ☆



『ちくしょー…暁兄弟め…覚えとけよ。アイツらのごま塩のゴマ、白にかえといてやる!んで白ゴマさんに【コイツらセコい】って目で見られちゃえばいいんだ!!』



あの人、白ゴマ愛してるから!!(たぶん)



小豆をエコバッグに詰め込んで1人、そんなことを考えながら夕暮れの道を歩いてたとき。



「あれ?なんであんたここにいんの?」

『あ、ゆっきー』



ゆっきーが自転車でやって来た。



『小豆を買いにね?』

「パシられたんだ?ダサ。」



くっ…否定できねぇっ…



『ゆ、ゆっきーこそ何してんの?』

「ん?同じクラスの男子に呼び出されて。行ってきた」



そ、それはもしや……



『こ、告白!?』

「そんなとこ」



ゆっきー美人だもんね。



『モテそうだよね』

「まぁね?」



わぁお、高飛車〜

ってかゆっきーって…



『歳、いくつ?』

「14」



中2!?
と、年下ぁーっ!!



『あたしに対する敬意とかないの?』



年下にナメられたままで終わるもんですか!!



「…尊敬するとこ、あるの?」



おっと、疑問返しーっ!?
それは聞いちゃダメでしょう。



『なくても探してよ』

「ないなら探したって無駄じゃん」



…うん、正論。

この話題はこれ以上続けるのはあたしの面目が丸潰れになる恐れがあるので中断します。



『で、ゆっきーは彼氏つくんないの?』

「本命いるし」



お、意外と一途な面発見!


『告白しないの?』

「……とりあえず蹴ってもok?」

『NO!!』



何故!?



「はぁ…あたしみたいな美人がなんであんたみたいな普通な女に負けんのかしら…」



…何気に失礼じゃね?コイツ。



「言っとくけど!あたしはまだ諦めたわけじゃないんだから!!」

『ってか何の話??』





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