お助け部ッ☆



5分後──…




「よっし♪害虫駆除しゅーりょ〜♪」

「思ったより手応えねぇな」




そういう莉央と竜也の周りには屍の山……




「あー怖ッ!!あの人数5分かよ…」




仁は半壊になっている佐野組の屋敷を見て呟いた。




「莉央、竜。暴れすぎだ。近所迷惑になるぞ」

「大和、それはなんだかズレてる気がする…」

「俺、洗剤とか配ってこようか?」

「翼、話広げんな!挨拶して回ろうとすんな!」

「仁、つっこんでる場合じゃない。あの2人行った」




ただ一人冷静な翔平が、ずんずん進んでいく2人の背中を見つめながら行った。




「お前止めろよ!」

「めんどくさい…」

「もーっ!!」




ツッコミが1人では、全員ツッコミきれず。




「もー知らん!!なるようになればいいじゃん!!」




今、唯一のツッコミがストライキを起こしてしまった。




「まぁまぁ仁くん、落ち着いて。早く追っかけねぇと今のあの2人マジで何すっかわかんねぇから」




翼の一言にみんな頷くと、2人の後を追った。





< 161 / 332 >

この作品をシェア

pagetop