お助け部ッ☆



「姫ちゃん、【お助け部条約】知ったらどーするかな?」

「100%焦ると思うよ?」

「だよなー。竜が今日あたり説明すんじゃね?テスト期間入るし」

「竜ちゃんもヒドイよ。なんでここまで黙ってるの?姫ちゃんだって聞かされてればそれなりに対処しただろーに…」

「だって姫ちゃんが焦ってるとこ見たいとか言ってたヤツだぞ?莉央ん家もそのために行ったのに姫ちゃん寝っぱなしでつまんなかったって…
ほら、ピンチの姫を助ける王子だよ」

「あぁ…姫ちゃんも大変だねぇ」

「竜の愛は若干歪んでるからな」



2人は、幸せそうに眠る彼女がものすごく哀れに見えた。



































『今、なんと?』


「姫香、中間テストでワースト20位……つまり、補習組に入ったら罰ゲームな♪」


『なんと?』


「補習組に入ったら罰ゲーム」


『なんと?』


「罰ゲーム」


『えぇえぇぇぇえぇぇ!?!?!?』




ばばっ、罰ゲームだとぉぅ!?




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