お助け部ッ☆
「立てる?」
不本意だけど、この超天然ボーイの登場で完璧に腰を抜かしちゃってるあたし。
『…無理』
素直にそう呟くと、にゅっと手が伸びてきた。
「どこ行く気だったんだ?
送ってやるよ」
『あ、ありがと…談話室に…』
あたしは男の子の手を掴んで立ち上がった。
「え……談話室!?」
驚いたように声を上げた男の子。
何故ビビる?
そして、全てが解決したかのようなハッキリした声で言った。
「お前か、転校生!!」
……ってことは…
『お、お坊っちゃま!?』