お助け部ッ☆
午後7時──…
『「………。」』
「生きてる?」
『「………。」』
屍のように机に倒れ込んでいる姫香と仁。
翼が呼びかけても、まったくの無反応。
「晩ごはん出来たよぉ♪」
本日料理当番の莉央がキッチンから顔を出した。
『ご飯!?』
「唐揚げ!!」
…音速超えたんじゃね?
と翼が思うほどの猛ダッシュでダイニングに飛び込んでいった2人。
「腹減ってただけかよ…」
心配して損した…
「翼」
「ん?」
振り向くと、大和が立っていた。
「お呼びだしだ」
「またぁ!?なんとかなんねぇの!?」
「なんともならないだろうな」
はぁ…、と同時にため息をついた2人は、そっと寮を出ていった。