お助け部ッ☆
「どうする?」
ベタな呼び出し中の2人──…
殴りかかってくるヤツらをひょいひょいかわしながら、翼が言った。
「どーでも」
翼の問いに適当に答えた大和は、近くの花壇に腰かけた。
「んじゃ…いつもどーり」
翼も大和に並んで座る。
「「どーぞ」」
2人はそう言った。
「なっ…」
意味がわからず、うろたえる男たち。
「殴りたけば殴ればいいじゃん?俺ら抵抗しねーからさっ。あ、もちろんチクらないから安心しろっ♪」
「ここでケンカしたって、お互い停学になってテストが受けられなくなる。
最悪、退学になんてなったら取り返しがつかないだろ?」
淡々と話す翼と大和。
にこやかだった顔が……一瞬にして真剣になった。
「ただし、テストが終わったら……」
「「覚悟しろよ?」」