お助け部ッ☆



『人を物扱いしないっ!』

「姫香は物じゃないよ?俺の彼女」

『ならいい………ことないよ!いつからあたし、竜也の彼女になった!?』

「ちっ。流されなかった」




何を言い出すんだコイツ!!




「唐突過ぎるんだよ。もっと回りくどくちょっとずつ追い詰めろ?」

「なるほどー」

『なるほどーじゃない!!大和先輩、竜也に何伝授しようとしてんですか!』

「…追い詰めて…承諾させる方法?」




どこで習ったの!?いや、独学!?


っつかどこで使うのォォ!?



……もういいや。


これ以上問い詰めるとあたし…大和先輩恐怖症になっちゃう。いや、マジで。


話、変えよう。




『えーと…、あ。ODK!これ、どうすんの?』




とっさに思いついたのがこの話題。




「それ、姫香もらえるよ」

『え?』




………いらねぇぇぇ…


だってこれ、絶対1億も価値ないじゃん。




「姫香、受かっちゃったしさー。そのキノコでネックレスつくるの」

『んー?』

「だから主語がないってば」




また大和先輩に注意される竜也。


ほんと、主語ないとわかんないよ?竜也さん。




「俺が説明してやるよ」




執事イノシシ(改名)が言った。




< 257 / 332 >

この作品をシェア

pagetop