お助け部ッ☆
『人を物扱いしないっ!』
「姫香は物じゃないよ?俺の彼女」
『ならいい………ことないよ!いつからあたし、竜也の彼女になった!?』
「ちっ。流されなかった」
何を言い出すんだコイツ!!
「唐突過ぎるんだよ。もっと回りくどくちょっとずつ追い詰めろ?」
「なるほどー」
『なるほどーじゃない!!大和先輩、竜也に何伝授しようとしてんですか!』
「…追い詰めて…承諾させる方法?」
どこで習ったの!?いや、独学!?
っつかどこで使うのォォ!?
……もういいや。
これ以上問い詰めるとあたし…大和先輩恐怖症になっちゃう。いや、マジで。
話、変えよう。
『えーと…、あ。ODK!これ、どうすんの?』
とっさに思いついたのがこの話題。
「それ、姫香もらえるよ」
『え?』
………いらねぇぇぇ…
だってこれ、絶対1億も価値ないじゃん。
「姫香、受かっちゃったしさー。そのキノコでネックレスつくるの」
『んー?』
「だから主語がないってば」
また大和先輩に注意される竜也。
ほんと、主語ないとわかんないよ?竜也さん。
「俺が説明してやるよ」
執事イノシシ(改名)が言った。