お助け部ッ☆
ベリッ…
ベリ?なんの音?
『おわぁ!仁!!』
「他に誰がいるんだよー?」
『何これ?何これー!?』
皮?あ、翼先輩の持ってる顔も皮っぽい!
「特殊メイクだよ」
『すっげー!あ、ゆっきーコレかぶってたんだ!』
「そーだよ〜」
翼先輩から老婆の顔の皮をもらうと、スッポリとかぶった。
『おぉ!あんときのババァ!!』
「誰がババァだ!あんたより若いわぁぁ!!」
なんかちょっと傷ついた。
でも納得。
あの俊敏な技は老人ものじゃないよね。
「姫ちゃん」
『はい?』
顔をあげると、大和先輩のドアップ。
そうだ!あたし、ビビって抱きついたんだった!
「そろそろ離れて?竜がご立腹だよ」
『へ?』
言われて気づいた。隣から…ものすんげぇ殺気。
大和先輩から、ぱっと離れた。
「大和…」
「俺のせいじゃないだろう?どっちかっつーと被害者だ」
『す、すんません!』
…なんであたしが謝ってんだよ。あたし、悪くなくね?悪くないよ絶対!………いや多分。