お助け部ッ☆



『結局……あたしキノコ狩ってないけどいいの?』




帰り道。


神山さんの運転する車の中。


助手席には仁。真ん中に翼先輩、ゆっきー、大和先輩。後部座席にあたしと竜也が座った。


ちなみに温泉行ったときに乗った巨大キャンピングカーじゃなくて、乗用車。




「いいんじゃない?でも理事長室には寄ろう」




あくび混じりに答える竜也。




『うん』

「…ふあ」

『眠そうだね』

「眠い…肩かして」

『え』




コテン、と肩に体重が乗った。




『………。』




めっちゃ恥ずかしいんだけど。




『りゅ、竜也…?』

「…何ぃ……?」




目を擦りながら上目遣いで見てくる竜也。



……ちくしょー!!なんでそんなに可愛いんだよお前ェェ!!

何も言えなくなるじゃん!



………ところで。




『竜也ぁ…』

「だから…何ぃ?」




もう眠気がピークに達してるのか、竜也の目はかなり虚ろ。



でもずっと聞きたかったことが。聞きそびれてたんだけど……




『…翔平と莉央は?』




いないんだよね。あの2人だけ。




「あぁ……あの2人は…あの…ふた…り…」




………?




『…竜也?』

「すー…」




寝ちゃったァァァ!?


ちょっ、めっちゃ気になるんだけど!!


ねぇ!!


竜也さぁぁん!!




Mission6 END☆



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