お助け部ッ☆




えっ?



『こ、高3!?2つしか変わんないの!?』



なのに副社長ですか!?すっげぇ!!



「俺のスゴさがわかっ『老けて見えるね?』



あたしは、まじまじと彼の顔を観察した。



『どう見たって20代前半の顔、してますよ』



またもや呆然としている彼。



「ふ、老けっ……大人っぽいって言え、バカ!!」



ぺしっと、登場したときのようにあたしの頭をはたく。


言い方一つで印象って変わるね。


どーせあたしは国語力ないですよーだ。


…あ、でも。


スッと、彼の頬に手を伸ばした。



「なっ…!?」



なんか動揺してたけど、そんなのはお構い無し。



『肌、キレイですねー♪』



彼を観察してわかったこと。


そこら辺の女の子より、断然肌がキレイ。


色白でキメ細かくて。


ヒゲとか日焼けとかとは、無縁そうな肌。



「おまっ…」

『え?』



何故か、真っ赤になった彼は、あたしから一歩遠ざかった。



「じゅ、淳!?」



慌てて、神山さんに助けを求める彼。



『何?どしたの』

「……どしたのじゃない」



そう答えたのは、神山さんじゃなくて。



『あ、竜…也……』



竜也だったんだけど。


……なんでそんなに不機嫌なのかなー!?






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