お助け部ッ☆




『は?部活』

「そう、部活」




昼休み。
芽依ちゃんとご飯中♪


その時、芽依ちゃんが思い出したかのように言った。




「この学校、絶対入んなきゃなんないの。姫香、何部入る?」

『部活か…』




昨日、前の学校の部活動見学で帰宅部でいいやって決めたばっかなのに…


まさかその日に転校するとか考えてもなかったけどね!!


思い出したらイラついてきたので、これ以上思い出すのをやめた。




『芽依ちゃん何部?』




めんどくさいし、芽依ちゃんと同じ部活に入ろーっと。




「お助け部サポータークラブ」




前言撤回。芽依ちゃんと一緒のは危険かも。


だいたい何ですか、それは。
超怪しいんですけど。




『どんな部?』

「お助け部をサポートする部」




まんまじゃん!!


っつか…




『まずお助け部ってなんすか?』

「それは…」




説明しようと、芽依ちゃんが口を開きかけたとき、




「姫香が入部する部活」




後ろから声がした。




『へー、あたしが………竜也!?』




いつのまに!?




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