お助け部ッ☆
……部室と呼ぶにはあまりにも広く、会議室のわりに机も椅子も多くない。
なんというか……
ダイニング…ってカンジ?
大きな楕円形(だえんけい)のテーブルを囲うように、丸イスが8脚。
あ、オフィスの休憩所の広い版みたいな?
…あたしどんだけ説明力ないんだろ。
その丸イスに、こちらに背を向けて、仁が座っていた。
「は?莉央って姫と面識あったっけ?……うわぁぁ!!」
イスを回してこちらに振り返った仁が、莉央ちゃんを見て叫んだ。
可愛いすぎてビビったとか?
や、毎日会ってるだろうし…それはないか。
「仁、うるせぇ…よ……」
テーブルの向こう側においてある、談話室にあったような白いフカフカのソファーに寝転んでいた翔平も、起き上がってこっちを見た瞬間、ビックリした顔をしていた。
え?なんで??
なんか変??
「何騒いでるの?……あー!!」
極めつけは、寝転んでいた翔平の横に座ってプリンを食べていた竜也。
口に運ぼうとスプーンですくっていたプリンを落としそうになりながら驚いている。
あんたらは三つ子ですか、コノヤロー。
さっきから莉央ちゃん見てビビって。
莉央ちゃんに失礼でしょーが。
「「「なんでそんな格好してんの?」」」
莉央ちゃんをじろじろ観察してからの一言。
やっぱ三つ子じゃね?
すげぇよ、逆に。なんでここまでハモれる??
……え?
『か、格好?』