お助け部ッ☆
温泉旅行って響きだけで癒される。
『ん……』
あぁ…なんか頭がボーッとする…
あたし、何してんだ?
あ、そうそう。あたしお助け部に入部したんだっけ…
で、一緒に住めとか言われて…
部屋がいっぱいあって…
あたしの部屋もスッゴイ広くて…
ちょっとテンション上げながら竜也にも手伝ってもらいつつ部屋を片づけて…
疲れて寝ちゃったんだよね…
で?
え?っつかここどこ??
だってあたし……
もう目ぇ覚めてんのに真っ暗なんですけど!!
『はわわっなんだここ!?』
もがいてももがいても真っ暗。ふわふわした感触から抜け出せない。
その時、光が見えた。
「姫香焦りすぎだから」
と言う笑いを含んだ声と共に。
『ぷはっ』
どーやらあたしは、毛布にくるまってたらしい。
ってゆーか抜け出した時には、そんなことどーでもよくなっていた。
『なんじゃこりゃあっ!?』