お助け部ッ☆
多分、車の中。
でもめっちゃ広いんですけど!?
なんつーか…でっかいキャンピングカーみたいな!?
バスや2トントラックに並ぶ…むしろ越えるほど巨大な車体。
といっても座席はなく、フローリングが敷いてある。
簡易なキッチンと冷蔵庫、テレビが備え付けられていて、くつろげるようにという意味か、クッションがゴロゴロ転がっていた。
そんなのは序の口。あたしが一番驚いたのは……
「あ、姫起きてるー!」
「姫ちゃんおはよぉ☆」
「5時起きって言ったのに寝坊すんなよなー」
「多分起きれないとは思ったんだけどね?」
………お助け部の皆さんがいること!!
ふっつーに朝ごはん食べてるし!!
っつか皆私服もかっけぇな!!
ってそんなことどーでもいい!!
『あの…これは一体…??』
寝ぼけた頭をフル活用してもわからん。
いや、寝ぼけてなくてもわからん。
一体何が起こった?
あたしパジャマのままだし。
毛布にくるまったままだし。