お助け部ッ☆
『着替えてきたよ〜』
あたしが戻ると、二人もすでに戻っていた。
「姫香可愛いな」
……だからね。
そういうことをサラッと言ってくれるな。
こっちが恥ずかしいわ…
『どーも…』
あたしが座ると、再び車が走り始めた。
「姫ちゃん、はいっ」
翼先輩がメロンパンをくれた。
そーいや朝ごはん、まだだった!
『わ〜い♪ありがとうございます』
外はサクサクなのに中はフワフワ……絶妙な焼き加減に思わず顔がほころぶ。
朝ごはんを終えて一息ついたあと、ふと物足りなさに気づいた。
なんだろう、何かが足りない。
な、なんだ?
何かが足りないんだって!!