お助け部ッ☆
『あたし意味わかんな「竜ーっ!翔平ーっ!!」
でた。
セリフかぶせ王、仁。
「俺ら行くな!!」
「おう!頼んだ」
「頑張れ」
は?行くってどこに??
仁は、大和先輩を連れて車から降りた。
え、ちょ!?大和先輩まで…
みんな普通に見送ってるし…
「翔たん準備はー?」
「ん」
「じゃ僕らも行きますか♪」
莉央と翔平は、2人が降りて2キロほど進んだ先で降りた。
車内に残ったのは、あたしと竜也、そしてさっきから携帯をいじってる翼先輩。
あと、運転手の神山さんだけ。
『み、みんなは?』
「ちょっと待って。姫香にはあとでちゃんと説明するから…」
『う、うん…』
なんなんだ?何が起きてる??
昨日のふざけた空気とは一変し、みんな真剣だった。
「…見ぃつけたっ♪」
翼先輩がニヤリと笑った。
「予約おっけぇ♪」
そう言って、翼先輩は竜也にピースを向けた。
「さっすが翼♪あと、頼んだから」
「らじゃっ」
「行くぞ、姫香」
『へっ?』
腕を掴まれ、抵抗も出来ず車から降ろされた。