蜂蜜のような君に、恋をした
『次はー……』
7時58分
私や先輩が降りる駅のアナウンスが流れる
携帯に向けていた目線を先輩に向けると先輩はそっと目を開けた所だった
私はそっと目線を携帯に戻す
起きたばかりの先輩、かわいすぎる
にやつきそうな口元をぎゅっとつむぐ
プシュー…
ドアが開くと同時に先輩はそそくさと降りていく。それに倣うように沢山の生徒が流れるように降りる波にのまれながら私も降りるとそこにはもう先輩の姿はなかった