三年後に君がいることを俺は願う

「みん………な？」

まさか皆に知られちゃうとはな………。
先生が言ったのか………。
しょうがないな。

「もう隠しようがないね」

皆が知らないでそのままいなくなるのがよかったんだけど………。
私の計画は失敗か。

「ねぇ、未来」

【ん？】

未来………私はね君にもう一度あってちゃんと話し合いたい。
だから………。

「私が今入院している病院にきてくれないかな？日にちはいつでもいい。来るときに連絡してくれればいいから。あとで場所送るから………」

【………わかった】

「じゃあね」

そうして電話を終わりにした。
きっと未来のことだから明日には来るだろうな。
私は約束通りに未来に私が入院している病院の地図を送った。
未来がいる場所から私の病院まで電車で約一時間の長い距離。
………未来、私は待ってるからね。
未来が来るのをずっと。
時間が許してくれるまで。
送った地図の横には既読の文字が表示されていた。

「………見るの早いよ」

未来に会える日が待ち遠しい。
なるべく早く会いたい。
じゃないと私の体が持たないかも。

「未来………おやすみ」

私は目を閉じた。
最近は寝るのが怖かった。
だってそのまま死んでしまうんじゃないかと思ったら怖くて眠れない。

「すぅ………、すぅ」

でもね今は大丈夫だよ。
だって私は未来に会えるという楽しみな心があるから。
だから今では明日が待ち遠しいよ。