三年後に君がいることを俺は願う
告げる日


「小鳥………っ!!」

勢いよく入ってきたのは私の大好きな未来。
未来は私がいることを確認したらスッゴいほっとしたような顔をしていた。
未来はどれだけ私のことを心配していたの?

「………久しぶりだね、未来」

私は笑った。
そして未来は私な目を真っ直ぐ見つめて私の近くに歩みよった。

「話がある」

「………私も話があるの。だから呼んだんだよ?」

未来の話ってなんだろう?
そっちから話してくれるかな?
私のは長くなるからあとがいいんだよね。

「先にどうぞ」

「小鳥からでいいよ」

「………」

こういうときの譲り合いって結構めんどいんだよね………。

「はぁ………。ちゃんと聞いてね?二度は言わないから」

「あぁ」

未来は真剣な顔になった。
だから話しやすくなった。
私は話始めた。
それで全部話終えた。

「………黙っててごめん」

私たちはお互い黙ったまま。
未来………怒ったかな?
ずっと………一緒にいたから。

「ごめん、気がついてやれなくて。ずっと一緒にいたのに………っ」

「っ………!?」

未来は泣いていた。
とても悔しそうに………。
だから私も泣いちゃった。
未来が私を思って泣いてくれたのが嬉しくて。
私は………押さえられなかった。
もうダメだ。
君が笑っていないのが辛い。
ねぇ、未来。

「どうしたら幸せになれる?どうしたらわらってくれる?」

わからない。
未来のことが………。

「小鳥のそばにいたい………っ」
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