三年後に君がいることを俺は願う
奇跡
〜小鳥side〜
目を覚ますと白い天井が見えた。
そして規則正しく鳴り響く心電図。
病院独特の匂いが私の鼻をくすぐる。
「………成功したんだ」
手術………成功したんだよね?
私………生きてるんだよね?
そばにあったカレンダーを見て私は驚いた。
だって三年間も眠っていたんだもん。
「長いな………」
………ということは未来は高校三年生ってことだよね?
三月だから卒業式かな?
そんなまさかね………。
「小鳥………っ」
「お母さんっ!?」
病室の扉のところにお母さんが立っていた。
お母さんはなんかシワが増えたように感じる。
そりゃそうだよね。
だって三年だもんね。
「………小鳥っ!!」
お母さんは泣きながら私を抱き締めた。
温かいな………。
お母さんの温もりだ。
数分後にはお母さんが電話で知らせたのだろう。
未来が走って病室に入ってきた。
「小鳥っ!!」
「あ、未来!」
うわ………っ!
本当に三年経ったんだ………。
そう感じる。
だって制服着てるんだもん。
中学の見慣れた制服じゃない高校の。
「目を覚ましてよかった………」
思わず言ってしまった。
だって本当のことなんだもん。
未来の制服姿を見られた。
「小鳥………お帰り」
未来は泣きながら、そして笑いながら言ってくれた。
だから私もつられて。
「ただいま、未来!」
泣きながら………そして笑いながら言った。
私は帰ってきたんだ。
温かい大好きな人のもとへ。
〜小鳥side〜
目を覚ますと白い天井が見えた。
そして規則正しく鳴り響く心電図。
病院独特の匂いが私の鼻をくすぐる。
「………成功したんだ」
手術………成功したんだよね?
私………生きてるんだよね?
そばにあったカレンダーを見て私は驚いた。
だって三年間も眠っていたんだもん。
「長いな………」
………ということは未来は高校三年生ってことだよね?
三月だから卒業式かな?
そんなまさかね………。
「小鳥………っ」
「お母さんっ!?」
病室の扉のところにお母さんが立っていた。
お母さんはなんかシワが増えたように感じる。
そりゃそうだよね。
だって三年だもんね。
「………小鳥っ!!」
お母さんは泣きながら私を抱き締めた。
温かいな………。
お母さんの温もりだ。
数分後にはお母さんが電話で知らせたのだろう。
未来が走って病室に入ってきた。
「小鳥っ!!」
「あ、未来!」
うわ………っ!
本当に三年経ったんだ………。
そう感じる。
だって制服着てるんだもん。
中学の見慣れた制服じゃない高校の。
「目を覚ましてよかった………」
思わず言ってしまった。
だって本当のことなんだもん。
未来の制服姿を見られた。
「小鳥………お帰り」
未来は泣きながら、そして笑いながら言ってくれた。
だから私もつられて。
「ただいま、未来!」
泣きながら………そして笑いながら言った。
私は帰ってきたんだ。
温かい大好きな人のもとへ。