君の甘い罠。【出会い編】
今日は新しいお父さんと対面の日。
私達の家に引っ越してくるらしい。
ピンポーンッ
…あ、来た。
ガチャッ
母「あ…遊さんいらっしゃい。」
お母さんが女の顔でその人を迎え入れる。
どうやら新しいお父さんは遊と言うらしい。
どんな人なんだろう…?
?「由美…あ…君が愛莉ちゃんだね?」
顔を上げると、イケメンでもなく普通のおじさんだった。
お父さんの方がかっこよかった…と思いながらも、優しそうな顔立ちだったので私は笑顔でよろしくお願いします!と言った。
ポンポンッ
遊さんは「いい挨拶だね」と、私を撫でてくれた。
その時私は完全にこの人を信じてしまった。
…後で苦しむ事になるとも知らずに。