「好きだよ、まゆり」
2、
私は近所のコンビニでバイトすることになった。
思っていたよりもすんなりバイトが決まり、ホッとしたような面倒なような。
バイトは週三回で夜八時まで。
あー、その時間でゲームしたい。まゆりに会いたい。
自分で言い出したこととは言え憂鬱だった。
***
「辰己 晶です。よろしくお願いします」
バイト初日。
コンビニの制服に着替え、特に大した説明もないまま即行でレジに入らされる。
基本的に仕事はやりながら覚えるようだ。
……とはいうものの、初日の今日だけは先輩のアルバイトさんが私についてくれることになっている。
その先輩は私と同い年くらいの男の子。
明るめの茶髪に、ややつり目の三白眼。
スラッとした細身でかなり背が高い。
「……はあ、どうも。真由理美鶴っス」
ペコリと小さくお辞儀をする。
ぼんやりした表情。いかにも面倒くさげ。
私に言う資格はないだろうが、ずいぶん無愛想な人だ。
……いやそんなことより。
まゆり!?
こんなところで最愛の名前を聞くなんて
思っていたよりもすんなりバイトが決まり、ホッとしたような面倒なような。
バイトは週三回で夜八時まで。
あー、その時間でゲームしたい。まゆりに会いたい。
自分で言い出したこととは言え憂鬱だった。
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「辰己 晶です。よろしくお願いします」
バイト初日。
コンビニの制服に着替え、特に大した説明もないまま即行でレジに入らされる。
基本的に仕事はやりながら覚えるようだ。
……とはいうものの、初日の今日だけは先輩のアルバイトさんが私についてくれることになっている。
その先輩は私と同い年くらいの男の子。
明るめの茶髪に、ややつり目の三白眼。
スラッとした細身でかなり背が高い。
「……はあ、どうも。真由理美鶴っス」
ペコリと小さくお辞儀をする。
ぼんやりした表情。いかにも面倒くさげ。
私に言う資格はないだろうが、ずいぶん無愛想な人だ。
……いやそんなことより。
まゆり!?
こんなところで最愛の名前を聞くなんて