ずるい。


彼、藤原英治は、元々は、前の職場に出入りしていた取引業者のうちの1人だった。

その後、たまたま1人で入った居酒屋の常連だったのがこの関係の始まり。

そこからは定期的に飲みに行き、大体は私の愚痴に付き合ってくれる時間になっている。

仕事ももちろん、家族のこと、友達のこと、恋人のこと、
恐らく彼ほど私の不満を聞いてきた人はいない。

…ごめん笑

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