続・政略結婚は純愛のように
幸せな寝室
「なんだ、起きてたのか。先に寝てていいと言ったのに。」
その日の夜遅く、自宅へ帰った隆之を玄関で由梨が出迎えた。
隆之はお昼に会社を出たきり結局そのまま戻らなかった。
支店に寄ってから取引先の会長に会いそのまま夜は会食へ行ったようだ。
隆之の帰宅が深夜になる時は秋元も先に休むが、由梨はできるだけ起きて待っているようにしている。
隆之はそのたびに由梨も仕事があるのだから先に寝てていいと言う。
けれど昼間顔を合わせることは多いとはいえ、それはあくまでも社長と秘書としてだ。
多忙な彼とはこうでもしないとなかなか夫婦の会話はできない。
その日の夜遅く、自宅へ帰った隆之を玄関で由梨が出迎えた。
隆之はお昼に会社を出たきり結局そのまま戻らなかった。
支店に寄ってから取引先の会長に会いそのまま夜は会食へ行ったようだ。
隆之の帰宅が深夜になる時は秋元も先に休むが、由梨はできるだけ起きて待っているようにしている。
隆之はそのたびに由梨も仕事があるのだから先に寝てていいと言う。
けれど昼間顔を合わせることは多いとはいえ、それはあくまでも社長と秘書としてだ。
多忙な彼とはこうでもしないとなかなか夫婦の会話はできない。