続・政略結婚は純愛のように
隆之は再び自分も湯に身を沈め、してやったりという表情で由梨を見ている。
「由梨が隠すからだよ。俺は見たいって言ってるのに。」
「わ、私は見せたくありませんっ!」
隆之は再び濡れた髪をかきあげて首を傾げる。
「だから何でだ?もう散々見てるのに。ほら、そんな隅っこにいないでこっちおいで。」
そんなことを言って大きな腕を広げてバスタブの中を逃げ回る由梨を捕まえると、あっという間に腕に抱きこんでしまった。
「一瞬も離さないって言っただろう?ん?」
隆之は低くて甘い声で由梨に囁く。
そんなジャレ合いをしていると、またすぐに身体の中心から蕩かされるような気がして由梨はわざと景色に注意をむけた。
「み、見て!隆之さん。や、夜景が…すっごくキレイ!」
由梨の耳に今にもかぶりつかんばかりだった隆之も動きを止めて窓の外を見た。
「由梨が隠すからだよ。俺は見たいって言ってるのに。」
「わ、私は見せたくありませんっ!」
隆之は再び濡れた髪をかきあげて首を傾げる。
「だから何でだ?もう散々見てるのに。ほら、そんな隅っこにいないでこっちおいで。」
そんなことを言って大きな腕を広げてバスタブの中を逃げ回る由梨を捕まえると、あっという間に腕に抱きこんでしまった。
「一瞬も離さないって言っただろう?ん?」
隆之は低くて甘い声で由梨に囁く。
そんなジャレ合いをしていると、またすぐに身体の中心から蕩かされるような気がして由梨はわざと景色に注意をむけた。
「み、見て!隆之さん。や、夜景が…すっごくキレイ!」
由梨の耳に今にもかぶりつかんばかりだった隆之も動きを止めて窓の外を見た。