続・政略結婚は純愛のように
暖かい布団の中で明日への期待を胸に夢の中へ行きかけていた由梨は面食らって隆之を見上げる。
一瞬にして隆之からは社長の顔が消え失せて、怪しい色香が漏れ出ているように思った。
「ここは、…家です。」
戸惑いながらも由梨は彼の質問に答える。
やはり家で、夫婦の時間に仕事の話をするのは嫌なのであろうか。
けれど由梨が詫びるより早く隆之は、由梨の唇を親指で押さえる。
「社長って言ったな。…お仕置きだ。」
隆之の瞳の奥が不穏に光るのを由梨が確かに見たとき、反論は許さないとばかりに隆之が由梨の唇を自らの唇で塞いだ。
「ん。」
由梨がまだ隆之を夫だとは見られていなかった頃の約束。
家で社長と呼び間違えたら、お仕置きのキスだという約束が由梨の頭に浮かぶ。
確かにここは家だけれど、今は仕事の話をしていたのだからという言い分があるはずなのに、すぐにそんなことはどうでもよくなった。
隆之は勝手したるといった様子で由梨に入りこみ、由梨の思考まで何もかもを奪うように由梨の中を蹂躙してゆく。
そうやって由梨の唇に満足するまで"お仕置き"をしたあと、力が抜けて荒い息をする由梨の耳を隆之は食む。
一瞬にして隆之からは社長の顔が消え失せて、怪しい色香が漏れ出ているように思った。
「ここは、…家です。」
戸惑いながらも由梨は彼の質問に答える。
やはり家で、夫婦の時間に仕事の話をするのは嫌なのであろうか。
けれど由梨が詫びるより早く隆之は、由梨の唇を親指で押さえる。
「社長って言ったな。…お仕置きだ。」
隆之の瞳の奥が不穏に光るのを由梨が確かに見たとき、反論は許さないとばかりに隆之が由梨の唇を自らの唇で塞いだ。
「ん。」
由梨がまだ隆之を夫だとは見られていなかった頃の約束。
家で社長と呼び間違えたら、お仕置きのキスだという約束が由梨の頭に浮かぶ。
確かにここは家だけれど、今は仕事の話をしていたのだからという言い分があるはずなのに、すぐにそんなことはどうでもよくなった。
隆之は勝手したるといった様子で由梨に入りこみ、由梨の思考まで何もかもを奪うように由梨の中を蹂躙してゆく。
そうやって由梨の唇に満足するまで"お仕置き"をしたあと、力が抜けて荒い息をする由梨の耳を隆之は食む。