続・政略結婚は純愛のように
「…ここしばらくは、本当に悩んだよ。由梨を役員秘書にという話はずっと前から出てたんだ。でもそんなこと到底承諾できる話じゃないだろう?」
熱い吐息とともに耳から直接注ぎ込まれる隆之の身勝手な言い分が由梨の身体を震わせる。
「由梨が他の男の元であの笑顔を振りまくのかと思うと俺は仕事にならないだろうし、かと言って長坂のかわりに俺の秘書に…となったらこうやって…。」
「ひゃっ…!」
耳から一旦外れた隆之の唇が由梨の首筋をペロリと舐めた。
「四六時中襲い掛かってしまって、それはそれで仕事にならないだろう。」
隆之の低い声音が由梨の中心を刺激する様に甘く頭に響いた。
ついさっきまで真面目な仕事の話をしていたはずなのに、由梨の思考はあっというまにとろとろに蕩かされて、何も考えられなくなってしまう。
「そん…な、たか…ゆ…さん。」
「本当のことだ。それに企画課は有能な人間が多い分、手の早い男もいる。そんなところに由梨をやりたくはないというのが本音だ。…仕事のことでこれほど判断に迷ったのは、始めてだ。」
隆之は喉の奥でくっくっと笑う。
「全く…社長失格だな。」
熱い吐息とともに耳から直接注ぎ込まれる隆之の身勝手な言い分が由梨の身体を震わせる。
「由梨が他の男の元であの笑顔を振りまくのかと思うと俺は仕事にならないだろうし、かと言って長坂のかわりに俺の秘書に…となったらこうやって…。」
「ひゃっ…!」
耳から一旦外れた隆之の唇が由梨の首筋をペロリと舐めた。
「四六時中襲い掛かってしまって、それはそれで仕事にならないだろう。」
隆之の低い声音が由梨の中心を刺激する様に甘く頭に響いた。
ついさっきまで真面目な仕事の話をしていたはずなのに、由梨の思考はあっというまにとろとろに蕩かされて、何も考えられなくなってしまう。
「そん…な、たか…ゆ…さん。」
「本当のことだ。それに企画課は有能な人間が多い分、手の早い男もいる。そんなところに由梨をやりたくはないというのが本音だ。…仕事のことでこれほど判断に迷ったのは、始めてだ。」
隆之は喉の奥でくっくっと笑う。
「全く…社長失格だな。」