田舎の学校はあやかしだらけ?私の彼もあやかしです!!
エピローグ


楽しそうに、白の君が教えてくれたのは私にとっては寝耳に水で。
なんと私のおばあちゃんは純粋な座敷わらしで、私はその孫。
ばっちり座敷わらしの血を引いているのだという。
しかも、その娘であるお母さんより私の方が力が強いから、人間とよりあやかしと付き合う方が上手くいくとも笑って教えてくれた。

なぜ、そんな大事なことを黙っていたのか。
私は帰ってから父と母を問い詰めた。

なんと、そこで更に驚きの事実が告げられた。
父は変身こそしない程に力は薄れたが、狼男の末裔なんだとか。

座敷わらしの娘の母と結婚して私が生まれたため、先祖返り的に私はあやかしの力が強めなんだという。
だから、触れたら心が読めるはずの絋くんが触れても感情の振り幅が大きくない時は読めないのだろうと教えてくれた。

晴れて? どうやらあやかし同士のカップルだと判明した私たちは、種族の違いの壁がなくなり、進路も同じここから一番近い高校に四人で通うことに決めたのだった。

あやかし同士と分かってから、絋くんとのスキンシップも増えて、お付き合いとしても順調な日々を送っています。


そんな、わけでこの村には実は純粋な人間は居ないということが分かったものの、私たちはそこそこ平和に日々を過ごしています。


ね、私たちって結構近くにいるんだよ?

人間と同じく、恋をしたり勉強したりと変わらない日常を過ごしてね。

Fin


< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:19

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

眩しさの中、最初で最後の恋をした。

総文字数/104,637

恋愛(純愛)192ページ

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop