myコンティニュー
あの頃
「神様なんていない」
どこにも。
そうだよ、私は一人ぼっち。。。
「あんたなんてただの肥っているだけのただの役立たずなのよ。産まなきゃよかった。」
「消えてなくなれ」
ちっちゃいころからそうだった。からかわれて。笑われて。
でも一生懸命笑ってふるまった分みんな分かってくれるはず。そう心の中で私は1%にも満たない希望にすがりついていたんだ。でも一番信じていたヒトに思い知らされた。親友に。
「みんなひどいよね。デブなんてよく言えたもんだよ。私のことは彩って呼んでいいから。山本さんのことも菜緒って呼んでいいから。」
みんな私を避けているその中で一人だけ私に笑顔を向けてくれてくれた人がいた。そう信じていたのに……。
「やっぱ山本のクソッてウゼー。いい子ちゃんブリは疲れるわー」
教室に入る直前でその声が聞こえた。聞きなれた、ピアノのように透きとおったピアノみたいにきれいな声。みんなからしたわれている私とは正反対の生活をしている女の子。彩だ。
教室の子供たちは誰もが菜緒の存在を気付いていない。ただ私は耳をふさいでしゃがみ込むことしかできなかった。
うそつき。
みーんなうそつき。
誰も優しくない。
一人取り残されたみたいで。
ただ涙しかでてこなかった。
──────────────────────────────あの頃─────────────────────────
私は変わる決心をした。
もうこんな私は嫌だ。絶対に変わってやる‼
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