身長差30cm、年の差12才、この恋あり
どうしたら、俺の本気を分かってもらえるのかと言われても。


怖いのだ。



聖夜は前の彼とは違う。


そう思っても、怖い。


「どうすれば、美莉は俺を信じてくれる。」


信じてるし、信じたいのに、うなづけないのは、どうしてなのか。


「聖夜を信じられない事が問題でなくて、自分が信じられないの。」


長い間の引きこもりが原因なのか、分からないけど。


人を信じられないというより、自分に自信がないから、不安なんだと思う。


聖夜を好きでいていいの。


聖夜を一人占めにしてもいいのだろうか。


私は聖夜の彼女でいて良いのだろうか。


怖いんだ。


「ごめんな。又泣かせて。」



私は泣いてるんだ。


30才になっても、泣き虫は変わらない。


「自分に自信がないから、聖夜と付き合っていていいのか、怖くなるの。」


「俺は美莉のそう言うとこがすごく好き。自分に自信がない所も、みんな、みんな、全てが大好きなんだよ。」


ありがとう。


嬉しい。


聖夜に抱き締められた。


「美莉が好きだ。今もこの先もずっと美莉だけが欲しい。」


公園に誰もいなくて良かった。


こんなに誰かに愛された事はない。



聖夜の腕の中からは逃げられそうもないし。



私は覚悟を決めるしかないのかな。


自分の気持ちに素直になる、覚悟。


聖夜を素直に好きだと言う気持ち。



その二つがあれば、きっと大丈夫。


聖夜、大好き。












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