身長差30cm、年の差12才、この恋あり
聖夜が連れて来てくれたのは、あまり見た目綺麗でないラーメン屋さん。
だけど、このお店のラーメンがすごく美味しくて。
「聖夜、うまいよ。」
「美莉、女はうまいじゃなくて、美味しいと言え。」
「いいじゃん。同じ意味だし。」
「聖夜が彼女連れてくるなんて珍しいな。」
「親父、こいつは彼女じゃねぇよ。バイト先のコンビニの店長。」
「親父? 」
「親父って、俺が勝手に呼んでるだけ。俺が荒れてる時助けてくれた人だよ。死のうとした俺を、救ってくれた命の恩人ってとこかな。」
ラーメン屋のオジサン、博司さんが笑っていた。
「店の前にこいつが倒れてて、どうした?って聞いたら腹減ったには、笑えたね。ラーメン食わしてやったら、ここに居着いてしまってさ。聖夜が子供みたいに思えて、それからずっと一緒に暮らしてた。」
聖夜を助けてくれた人。
ありがとうと言いたくなった。
「だけど、こいつ死のうとしやがって、思い切り殴ってやった。」
「親父、その話は止めてくれよ。」
怒りながらそう言う聖夜の顔は、嬉しそうだった。
聖夜には、博司さんがいるから大丈夫。
本当の親には愛情を注いで貰えなかったけど、博司さんが愛情持って、聖夜を大切にしてくれた。
その事が自分の事のように嬉しかった。
この気持ちは何なのか、知るのが怖い。
聖夜は、12才年下の可愛い弟。
そう思う事にしよう。
聖夜に恋するなんてあり得ないし、12才年下は絶対無理。
だけど、このお店のラーメンがすごく美味しくて。
「聖夜、うまいよ。」
「美莉、女はうまいじゃなくて、美味しいと言え。」
「いいじゃん。同じ意味だし。」
「聖夜が彼女連れてくるなんて珍しいな。」
「親父、こいつは彼女じゃねぇよ。バイト先のコンビニの店長。」
「親父? 」
「親父って、俺が勝手に呼んでるだけ。俺が荒れてる時助けてくれた人だよ。死のうとした俺を、救ってくれた命の恩人ってとこかな。」
ラーメン屋のオジサン、博司さんが笑っていた。
「店の前にこいつが倒れてて、どうした?って聞いたら腹減ったには、笑えたね。ラーメン食わしてやったら、ここに居着いてしまってさ。聖夜が子供みたいに思えて、それからずっと一緒に暮らしてた。」
聖夜を助けてくれた人。
ありがとうと言いたくなった。
「だけど、こいつ死のうとしやがって、思い切り殴ってやった。」
「親父、その話は止めてくれよ。」
怒りながらそう言う聖夜の顔は、嬉しそうだった。
聖夜には、博司さんがいるから大丈夫。
本当の親には愛情を注いで貰えなかったけど、博司さんが愛情持って、聖夜を大切にしてくれた。
その事が自分の事のように嬉しかった。
この気持ちは何なのか、知るのが怖い。
聖夜は、12才年下の可愛い弟。
そう思う事にしよう。
聖夜に恋するなんてあり得ないし、12才年下は絶対無理。